朝鮮学校の良さ発信して連帯広げ、世論で敗訴覆そう
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朝鮮学校について
本名名乗る在日の保育士に
「ホンマは僕も韓国人やねん」
金朝鮮学校はどんなところが素晴らしいのでしょうか?
長崎自分が保育士をしていた時に、生野ですので、七〇パーセント近い園児が在日でした。それにもかかわらず日本の園児たちと同じ教育しかしていなかった。日本人と在日の保育士の間で、これだけ朝鮮半島にルーツを持つ子どもたちが多いのに、このままでは日本の文化や言葉しか学べない。そこで少しでも自分のルーツが素敵だと思えるように、民族保育週間というのを設けて「アンニョンハシムミカ」とあいさつしたり、韓国の絵本を読んだり、「とっけび」の話で劇をしたり、私たち保育士がサムルノリを習って上演したり、プチェチュムを踊って見せたり、クラスの名前を「サランホーム」と「愛」とか朝鮮語と日本語の両方でつけたりしていました。そんな中で子どもたちの変化を実感しました。
もともと本名を名乗っている子、保育園を卒業したら朝鮮学校に行く子もいるのですが、多くは日本の学校に行きます。通名を名乗っていた子が、保育園に来て初めて本名を名乗る保育士さんに会うと、すごくうれしそうにして、「先生も朝鮮人なん? 本当は僕も韓国人やねん」とかいうシーンがあったんですね。在日の子どもたちに、自分のルーツを表に出していいのだと、素敵なことなのだと示して、日本の子たちが、日本とは違う素敵な音楽だなと、違う文化があって、違う言語で、日本語と韓国語両方話せて素敵だねと思える、互いにありのままが認められるという環境が、健全な自尊心やアイデンティティを育てるうえで必要なんだなと思ったんです。息子も私が勤めている保育園に預けていたんですが、お友達に名前が二つあるのを見て、「僕の通名は何?」と聞いてきたんです。「あなたは日本人だから、通名はないよ」と言ったら、「それはおかしい、僕のことをリ・ヨンホと呼んでください」と言って、「リ・ヨンホ君」と言わないと返事しない時期がありました。彼には名前が二つある、リ・ヨンホ君がかっこいい子だったんでしょうね。
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