『朝鮮学校のある風景』55のご案内
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『朝鮮学校のある風景』55号
- 2019年5年25日刊
- A5版・日文・274頁 1.180円
目次
内容 | 筆者 |
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55号・巻頭インタビュー アンニョンハセヨ | |
朝鮮大学校研究院予科 | |
宋知香さん | |
同胞たちがこぞって一歩前に踏み出せる歌を | |
在日本朝鮮人商工連合会会長 | |
朴忠佑さん | |
各地を回り出会う同志たち 変わらない「祖国、同胞のため」 | |
五〇年ぶりの「なんでもなかった二人の話」 | 金日宇 |
随筆録 朝鮮学校周辺ストーリー シーズン10 | |
声を出し続けることが大切/東京大空襲同胞犠牲者追悼会/学校の行事と共に「一年が…」 | |
学美で育った子の個展へ/中高の入学式での「友情論」/栃木初中・「上昇気流」に! | |
東京第九の入学式&花見/朝大・保護者も同級生に?/盛況! 板橋同胞フェスタ | |
「親友会」・来年も会えます。 | |
そこに「祖国」がありました=朝鮮選手団のウリハッキョ訪問 | キム・イルウ |
エッセイ <女><男>を脱ぎ捨てて | 梁聡子 |
記 録 ウリハッキョでの人権教育・その2 出張授業・神奈川&大阪 | |
「今」に伝える 1989平壌祭典から三〇年・今も走る「朝青愛国号」 69金福童ハルモニの最後の心残り在日朝鮮学校の子どもたち | 尹美香 |
語り部 若い世代に、私たちの体験を伝えたい | 鄭洙敦 |
「君たちへのラブレタ―」=70のハンメから6人の孫へ | 許玉汝 |
コラム スッチャのこれ見っ~け「憎しみや排除でできた壁崩すのは理解と思いやり」 | 金淑子 |
読者の批評 みんなで合コンがしたいです | 朴錦花 |
読者の批評 洪水のように押し寄せる迫力がたまらなく好き | 中山茂 |
KBSの「朝鮮学校」特集・憂慮される「視点」 | 金明俊 |
特 集 4・24教育闘争から71年 | |
Memorandum 今、再びその日を称え、心に刻む場2019 | |
その舞台裏/71年目の4・24 無名戦士の墓で/投稿・忘れまい。4・24教育闘争の日 | |
「墓」前で「思い」を共にして/各地で「4・24」への思いは一つ | |
ソウル発 在日朝鮮児童生徒の文集「コッソンイ」を刊行 | |
刊行の日/出版記念会/感想/ソウルと東京 編集担当者の心の交わり | |
4・24한신교육투쟁을 아십니까 | 허영선 |
発掘資料編 | |
4・24教育事件の愛国者朴柱範氏獄死 仮出獄2時間後に | |
尼崎朝聯初等学校卒業式에 보내는 詩 피의 한글을 지키자 | |
「官憲の暴行―戦後労働運動弾圧の記録」より抜粋 | |
記 録 朝鮮学校の子どもたちに学ぶ権利を! | |
文科省前での「金曜行動」 今日も声を張り上げてきました | 李修吾 |
大阪府庁での「火曜行動」 まずは官製ヘイトの是正を | 朴栄致/他 |
声明 小倉地裁の不当判決絶対に認めない(3・14、20) | |
民主社会のための弁護士会など3団体(3・19) | |
資料紹介・ヘイトデモに関する京都弁護士会会長声明(3・27) | |
ポスター・海の向こうからウリハッキョいいね! | |
金圭蘭・平壌から「今」を伝える 第39信 公園で婚活?!/3・8国際婦人デー | |
朝鮮・見て、聴いて、感じたままを語る | |
朝鮮の歴史 100問100答 その9 | 金昌成 |
勝手に紹介・応援ページ 兵庫京都滋賀サマス2019 | |
出版裏話 なぜ、「どこかの山口」なのか | ソンソン |
発掘資料 中央師範学校訪問記/中央朝鮮師範学校の学生募集要綱 | |
点描 朝鮮学校&同胞社会の今 | |
「AI(アボジ愛、子ども愛)」/茨城・8回目の寄贈米伝達式/引っ越し、いつから日本へ? /「北朝鮮籍」などありません。/バスの富永先生、感謝で一杯/どういう「情勢」認識?/「朝鮮学校は遠い存在」?/朝大寄宿舎の窓に…/常にウリ同胞社会の中心/長女の担任の先生のお弁当!/そしていつの間にか、23:10/工務店&電話交換所/学生募集にベクトルを/オンマとアッパ大変よ/一日中元気に過ごせる!/この子はいったい何者!/私も泣けてきました。/チョーデーセン(朝大生)って格好いい | |
<番外・卒業式編> 「帰る場所」があるから強くなれる、頑張れると思う | |
朝鮮学校百景 神戸朝高の野球部・公式戦で真っ先に一勝 | 黄龍浩 |
福岡県下・卒業式間近、ふらりと3校 | 金日宇 |
新企画 在日あるある話・「日本語、上手ですね」 | |
わが家のお宝紹介 写真・記念品&思い出 | |
チャレンジ! 四日市朝鮮初中級学校2019・その1 | |
紹介 土曜学校 生野学区・京都・滋賀・大阪福島 | |
こんな寮生活、いいかも⁉その11 茨城・広島・愛知編 | |
グラビア チョーデLife36 | 全賢哲 |
55号・編集を終えて 275 | |
巻末附録 朝鮮半島&同胞社会の動き(2019年3月下旬~5月上旬) |
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55号・編集を終えて
〇偏差値40、「底辺校」だった都立高校からこの3年、有名私大や国公立への合格者が相次いでいる。生徒を変えたのは「哲学対話」だった。
10~20人が車座を組んで、「制服はなぜ必要なのか?」など日頃ひっかかっている問題をテーマに話し合う。ルールは2つ、①何を言っても自由 ②誰かの意見を否定したり、からかったりしない。発言者が話す間、周りはそれに耳を傾ける。対話が行き詰まると、上級生の進行役が手を添える。「問いと答え、シンプルで骨太なやりとりが生徒の目に輝きをともしていた」(「日本経済新聞」5・14)
全国で生徒の減少が著しい。栃木の学父母がそうしたように、「朝鮮学校は必要なのか?」「なぜ生徒は減少するのか?」、父母世代を中心に老若男女を巻き込んで真摯に話し合うことが、今求められているのかもしれないと思った。(淑)
〇ポストに「運動会の練習について」と題する文書が。「…楽器や音楽など…」で「ご迷惑」、「早朝より練習…」で「大変ご迷惑」との文面。
2車線の道路の向こう側にある、創立84周年の区立の小学校名義だ。児童数にしては鉄筋4階建てのゴツイ校舎。今年の入学生が18人で、全校生100人前後。270人の児童でスタートし、1960年前後は760人台、ウリハッキョの軌跡とも重なり、回覧板に入ってくる学校ニュースなどにも目を通していたから気にかかる。
その学校から「近隣の皆様」に「ご理解いただければありがたく思います」との文書のポスティング。住宅密集地の中ではない。運動場は路面バスが走る二車線の道路に面している。近隣の子どもたちが通う学校だというのに…。
子どもたちを育てる環境はけっしていいとは言えないようだ。(日)
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