コロナ流行のなか、思い出す神奈川朝鮮中高学校の李彦司先生のICT授業
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新型コロナの影響で、インターネットを利用した授業が取り沙汰されるたび、神奈川朝鮮中高学校の李彦司先生の授業を思い出す。
2016年、『朝鮮学校のある風景』では、ウリハッキョのICTを活用した教育を連載していた。どのハッキョもそれぞれの実情に沿ってICTの効果的な活用を模索していたが、当時、その先頭を走っていたのが埼玉ハッキョと神奈川ハッキョだった。
李彦司先生の授業
中でも神奈川の李彦司先生の高2の化学の授業は印象深い。
始業のあいさつが終わると、グループで勉強する生徒たちは机を動かし、一人で勉強する生徒は、早速iPhoneやiPadを開く。
そこで先生があらかじめ録画しておいた授業を見て、黒板に貼ってある説明にも目をやる。
その後準備されたプリントを解いていく。わからない時は、録画を繰り返し見て、それでもわからない時は先生や友人に聞く。
先生や化学が得意な生徒の周りに輪ができる。相変わらず一人黙々と勉強する生徒もいる。
体調が優れないのか、一人机にうつ伏せになっている生徒がいたが、他の生徒たちは目の前の課題に、一生懸命頭を使って取り組んでいるように見えた。
生徒たちに授業の感想を聞くと、『本来の授業がいい』という生徒もいたが、『理解が深まった。ただ時間がかかって試験範囲をこなすのが大変』という声が多かった。
李先生はもちろん各学校の先生たちは試行錯誤を重ねて授業を進化させていた。三年半前の李先生の授業はこの後どのように進化しているのだろうか?
李彦司先生のインタビュー
詳細は、当サイトに投稿しました李彦司先生のインタビューをご覧ください。